安アパートの狭い部屋に所狭しと並べられたハイブランドの服、服、服。
この本では「服の魔物」に取り憑かれてしまった「着倒れた人々」を取材した手記。
3度の飯より服。
愛すべき服中毒者たち。
本書からは物欲に飲み込まれた「消費社会の犠牲者」ではなく、何かに熱中できるものを持っている人への敬意、「HAPPY VICTIMS(幸せな犠牲者)」という温かいまなざしが向けられている。
絶版になっていますが、もし近くの図書館に置いてあるなら手にとってみてください。
ブランドの世界観が写真を通じて見えてくるのも面白いですよ。