『トップガン マーヴェリック』は予備知識なしでも楽しめる、シンプルかつストレートな清々しい作品。

35年以上前の前作『トップガン』の予備知識ゼロで本作を観ました。

冒頭で流れる『Danger Zone』は洋楽に疎い自分でも知っていた・・・きっと往年のファンはテンション爆上がりだったに違いない。

ヘタにレビューすると往年のファンの方々に失礼だと思うので、簡単な感想だけ。

誰かの論評で「この映画を観ると軍人が好きになる」というのを聞いたけど、なるほどそうかもしれない。

戦争を賛美するつもりは毛頭ないけど、現実に起こりうる戦争に備えて日夜厳しい訓練を課す軍人は、本当は最も尊敬されてしかるべき(実際、海外では軍人が最も尊敬される)。

あと、もちろん映画だということはわかっていはいるんだけど、

【トム・クルーズがカッコ良すぎ】

これが結論です(笑)

とても60歳には見えん。

ブルゾンを着てカワサキのバイクにまたがって走る、男臭さしかないその姿、いかにも古き良きアメリカ。

部下の信頼を得るために、言葉だけでなく行動で率先垂範するところ。

上官に楯突くも、誰にも文句言わせない実力で最後は押し切るところ。

現代の「平等的な」価値観からすればちょっと古い感じもするけど、それでいいんだよ。

ルールとか組織の論理とかポリコレ(政治的正しさ)とか、どうでもいいんだよ。

オレはオレの信じる道を行くんだ。

もちろんそれを貫徹するには、圧倒的な実力と、最後は周囲を納得させられる道義心がなければならないけど。

それをスーパーヒーローはやってのけるんだよな。

シンプルでストレートなメッセージがあちこちに散りばめられた、清々しい作品でした。

トム・クルーズが絶対死なないことはわかっているんだが(笑)最後のバトルシーンはヒヤヒヤしました。

公式サイト