備忘録的に簡単にレビューします。
・奮発してIMAXで観ました。前作よりIMAXでの鑑賞を意識して撮影したようで、映像美と音響が圧倒的でした。たびたび体にズドーン!と衝撃が来るのは配信では味わえない体験。
・ただ個人的にはあまりストーリーに入っていけませんでした。いろいろスッキリしない点がある。「この人たちはなんで戦争しているのかな?」「覇権争いの根底にはどんな欲望があるのか?」「命の水ってなんなの?」「予言を信じる宗教性はどのような信仰から来るのか?」など、いろいろ気になってしまう。
・壮大な物語だから仕方がないのだろうけど、中途半端なところでカットが入るので「瞬間移動」したかのようなシーンが出てきます。「え?もう着いたの?どしたん?」と。3時間弱の作品ではあるけど、それでも縮めざるを得ない。映画化は無理だと言われた作品だけある。
・好青年だった主人公ポールがどんどん「政治家」「権力者」に変貌していくプロセスを、ヒロイン役チャニが嫌悪感や危機感を持ち始めた点を描いている人間ドラマは良い視点だと思う。
・「サンドワーム」のド迫力を楽しむ映画。世間的には高評価でしょうが、個人的には「まぁ、楽しかったかな」ぐらい。たぶん3作目も出ると思う。1作目も2作目も映画館で観てしまったので、惰性で3作目もIMAXで観るだろうな。映像と音響はすごいのでそれなりに楽しめるはず。