『ソウルメイト』(韓国版)は魂的な深い関係性だからこそ、すれ違いの苦悩も深くなることを突きつける。

備忘録的に簡単にレビューします。

・女性二人の家族より濃い関係性ゆえの深い喜び。それは同時に切なさや苦しみをも生み出す。スピリチュアルで語られる「ソウルメイト」に憧れを持つ人もいるだろうけど、現実はそんなメルヘンでロマンティックなものじゃないぞ。いくら仲が良くても肉体としては違う個体なんだぞ。

(スピリチュアル稼業の自分としては、この部分が本作の最大の収穫!)

(『ソウルメイト』とはいってもスピリチュアル色は皆無!)

・主演の2人、特にキム・ダミさんは超人気の女優らしい。知らんかった。ただ10代から30代までの女性を何の違和感もなく演じ分けていたのはすごい。

・「号泣」「涙が止まらん」というレビューが多かったが、自分はそこまでは・・・「あの男のせいで大変だよな」「仲が良すぎるのも辛いよな」「まぁあまり根を詰めて考えないで、ゆっくりしていけよ」という古くから付き合いのある地元のおじさんみたいな立ち位置で観てしまった。本作はたぶん女性の方が感情移入できるでしょうね。

・時系列があっちこっち行ったり、時間の制約のためか省略もあるので、特に最後は???となってしまった。これはパラレルワールドなのか?という疑問が残ってしまったまま消化不良で終わってしまった。たぶん悲しい方の世界線が真実だろうけど。もうちょっと説明してほしいが、説明するとくどくなる。塩梅が難しい。

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