「ハリウッドにはない面白さ!」「映画ってコレでいいんだな!」という”とにかく見てほしい!”という評判をいくつか見たので、3時間は長いなと思いつつ観に行きました。
いつも丁寧に解説される「岡田斗司夫先生の動画」でも「とにかく見てください」としか言ってない(笑)
ベタなB級映画なんですが、とにかく迫力がすごいんですよ(笑)
最初「なんだこの映画・・・」と思っているうちにグイグイ引き込まれてしまう。
ありえない設定と思っていても、圧倒的に面白いからすべて許せるようになる。
レビューの一つに「ただただカッコいいとスゲエとしか言えない問答無用の力技」と書いてありましたが、マジでそれ(笑)
自分としては「ラーメン二郎で全トッピングマシマシしたような感じ」を受けましたけど、他にあった「アクションやドラマ、コメディなどのフルコース料理を食べたみたいで、どれだけメイン料理のアクションがあるんだよってくらいに満たしてもらい、締めのデザートのダンスで十分おなかいっぱい」という感想がより正確かと。
実は「1920年頃の、イギリスによるインド植民地支配とそこからの解放闘争」という重たいテーマがあるのですが、見事にエンタメに昇華しています。
ところどころ観客から笑いが起こるので、みんな一体となって楽しんでいる感覚も得られました。
以前「おジャ魔女カーニバル」の音楽に合わせて(正確には後で曲だけねじ込んで)踊るインド映画を見たことがあります。
これを見たとき「インド映画ってパワーありそうだな」と感じたけど、『RRR』はまさしくそれ。
『RRR』も他のインド映画と比べると少ないらしいけど、エンディングロールにも歌とダンスが出てきます。
これが実に陽のエネルギーを放っていて素晴らしいし、私たち日本人にはどこか昭和の懐かしい感じが蘇ってきて、どこか親近感を覚えるのではないでしょうか。
このパワー感なら配信より映画館の方がいい。
細かいことは抜きにして、超おすすめです。